蝶の撮影記 沖縄 2日目
2004年11月初旬 
沖縄県 西表島
曇 → 晴

朝一番の船で西表島へ向かった。
午後から晴れる予報だが、小雨も降っている。
更に波が高く、シートベルトをしないと天井に頭をぶつけそうな激しい揺れが続く。
何とか予定の船浦に着いたが、気持ち悪い。
この日は浦内から遊覧船を利用し、カンピレーの滝へ行くつもりだ。ここは各種のアゲハチョウの集団吸水が見れることで有名な場所だ。
最初の予定では自転車を借りて浦内へ移動するつもりだったが、他にも行きたい場所ができたので、スクーターを借りようと方針変更。しかし、今までに乗ったことがないと言うと貸してくれなかった。(_ _;
もったいないが、軽自動車を借りることにした。
雲が厚いので、蝶が飛びそうな雰囲気がない。
遊覧船にからはマングローブの林などを見ることができる。


マングローブ
カンピレーの滝までは45分の林道歩き。途中のポイントは帰りに見ることにして、休まずに進む。
着くまでに晴れて欲しかったが、少し明るくなった程度だ。

カンピレーの滝

天気のせいか、全体で数頭のアゲハしか見ることができない。
それでも何とか3頭が集まっているところを撮影できた。
一番期待していたミカドアゲハは姿を見ることもできなかった。これは時期が悪かったようで、本島も含めて今回は一度も見れなかった。


カラスアゲハ、クロアゲハ
マリウドの滝は少し手前の展望台からだと全景が見える。

マリウドの滝
遊覧船で戻る頃には時おり陽も出てくるようになるが、すぐに曇ってしまう。
タイワンキマダラのポイントへ行ってみるが、撮影できたのはルリウラナミシジミだけだった。

☆ ルリウラナミシジミ
船会社へ電話をすると、帰りの船は大原になるという。送迎バスに乗るために1時間早く戻らなければならない。
車を借りたことだし、移動する間に天気が良くなるだろうと大富林道へ向かうことにした。
期待通り、天気は回復したが、来るつもりがなかったので、少し道にも迷い、散策する時間は1時間ほどしかなさそうだ。
最初に出迎えてくれたのはベニモンアゲハだった。止まらなかったが、ゆっくり飛んでいたので、何とか撮影できた。

☆ ベニモンアゲハ

少し進むとタイワンキチョウが集団吸水していた。 キチョウも混じっているかも。
近づくと散ってしまうので、少し離れたところからしか撮影できなかった。


☆ タイワンキチョウ

イジガケチョウが多く見られるのだが、なかなかシャッターチャンスがない。
何とか吸水中の個体を撮影したが、やはりあまり近づくことができなかった。


☆ イジガケチョウ

期待したほどの収穫もなく、 船浦方面へ戻る。
大原は近いのだが、レンタカーを返さないとならない。全く効率が悪いが、後で考えたら乗り捨てにできたかもしれない。(^^;
途中の草地で休憩がてら蝶を探して撮影した。
ヤマトシジミだと思うのだが、本州のものよりもかなり小さい。


ヤマトシジミ

最後に時間が少しあるので、船浦の近くを散策。
ネッタイアカセセリを見ることができた。


☆ ネッタイアカセセリ

あまり綺麗な個体ではないが、尾状突起のないウラナミシジミを撮影した。
初日に撮影したものは尾状突起の取れたアマミウラナミシジミのようで、撮影記から削除したが、こちらはヒメウラナミシジミだと思う。


☆ ヒメウラナミシジミ

送迎バスを待っているとオオゴマダラが飛んできたが、とっさにカメラが出ずに撮影できなかった。(笑)
でも、追いかけたためにタイワンクロボシシジミを発見。ピントが甘いが表翅がかなり見える写 真となった。


☆ タイワンクロボシシジミ

帰りも船浦からは欠航ということで、かなり揺れるのを覚悟したが、なぜか大したことなかった。
船の大きさも作りも似たようなものに思えるのだが、波が収まったのであろうか?
何にしてもひどい揺れを再度体験せずに助かった。(笑)

天気のせいもあって期待したアゲハ類の集団吸水など撮影できなかったが、川を移動する遊覧船も、密林の中の遊歩道 や滝も魅力あるコースで、楽しむことができた。

(続く)



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