2004年 山歩きダイジェストNo.1
2004年4月初旬 
弥彦山

登山口 → 山頂 → 登山口

新潟へギフチョウと早春の花を求めて出掛けました。
結局、ギフチョウは1度見ただけでしたが、 弥彦山は想像以上に花が多く、途中までのつもりが山頂まで登ってしまいました。(笑)

3週間前に親不知を抜歯し、山へ行ける状況でなかったので、一ヶ月ぶりの山歩き。ギフチョウの撮影もしたいので、途中で引き返すつもりで歩き始めました。深夜に家を出て早く着いたので、まだカタクリやキクザキイチゲは下を向いている。陽が当れば上を向いて開いてくるだろう。

30分ほど歩くと2合目の標識がある。このペースだと登るのに2時間半かかるので、とても無理だと思ったが、もう少し先へ行くことにする。
だんだんカタクリも開いてきて、数も多く斜面の上も下も一面に咲いている。


カタクリ
キクザキイチゲも開いてきた。
新潟方面へ来ると青いキクザキイチゲが咲いている。白い花ももちろん綺麗だが、青い花は一段と輝いて見える。
昨年は1株だけ見ることができたのだが、今回はたくさん見ることができ幸せな気分である。

キクザキイチゲ

キクザキイチゲ
5合目までは結構早く着いた。ペースアップをしているわけではないので、標識の間隔が違うのだと思う。
小さな白い花も咲いている。植物園でしか見たことのないオウレンだ。
野生のものは初めてなので嬉しい。

オウレン
ずっと咲いている花にショウジョウバカマもある。ここに咲いているのは白から薄いピンクのものがほとんどである。

ショウジョウバカマ

ヤマガラが多く、何度もカメラを構えるのだが、シャッターを押す少し前に逃げられてしまう。
珍しい鳥ではないが、まだ撮影してないので残念。
やはりこちらに多い白いイカリソウのトキワイカリソウも咲いている。


トキワイカリソウ
結局、1時間半くらいで山頂に到着。
海から近いので、日本海も良く見える。

山頂からの日本海
同じ道を戻っていくと、平日なのに多くの人が登ってくる。
コバイモという会話が聞こえてきたが、登る時には見ていない。
そのすぐ後に見つけることができた。
北陸を中心に分布するコシノコバイモのようだ。

コシノコバイモ
隣にはナニワズも咲いている。登ってくるときは少し暗かったこともあるが、花を探す目がなまっているようである。(笑)これも日本海側を中心に分布する植物で野生のものは初めて見る。

ナニワズ
下の方にはミチノクエンゴサクも咲いていた。この付近は本当に暗かったので、登る時に見付けられなかったのは仕方ない。

ミチノクエンゴサク

下山の途中もギフチョウを期待していたのだが、全く見ることができなかった。
下山後、数カ所のポイントを回ったが、一度だけ飛んでいるのを見かけただけだった。
下調べが不十分なこともあるが、どうも新潟のギフチョウとは相性が良くないようだ。
少し風が出てきたが、気温は十分に高くなり、キタテハ、ヒオドシチョウ、キチョウ、ルリシジミなどを見たが、この日はギフチョウ以外は追い掛ける気になれず、ヒオドシチョウを撮影しただけである。


ヒオドシチョウ

もう1つの目的のオオミスミソウの花を求めて角田山の登山口のある五ヶ峠へ行くと、平日でも駐車場に止められずに路肩に多くの車が駐車している。
少し登ったところにオオミスミソウはたくさん咲いている。ただ、これらの花は観光目的に植えられたもののようだ。もちろん、この山には以前から自生しているのだが、そこまで行くのは時間がかかるので、ここで満足して引き返す。


オオミスミソウ

オオミスミソウ

海岸沿いの道でコンビニに寄ると冊にカモメが止まったので撮影する。もう少しズームで撮ろうとすると飛び立ってしまった。今日はいきものの撮影は駄 目な日のようだ。


カモメ
帰る途中で山本山へ寄ってみる。ここもギフチョウのポイントだが、さすがにまだ山頂付近は雪に覆われている。
展望台からの景色は良く、川の向こうに雪山を見ることができる。

山本山の展望台から見た雪山

一番の目的のギフチョウは撮影できなかったが、多くの花の登山道を歩くことができた。
この一ヶ月は親不知を抜歯した後遺症で苦しんでいたので、元気に山歩きができたことで、残念な気持ちよりも喜びの方が大きいようだ。
今月中にもう1度行くのは難しいかもしれないが、また来年も花とギフチョウを求めて行きたい場所である。

(弥彦山 終了)



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