2003年 in 北海道 No.2
2003年6月29日 アポイ岳

雨|曇
車の移動  上士幌 → アポイ登山口 → 帯広    
歩程  登山口 → 山頂 → 幌満花畑 → 登山口

天気予報で南の方だけ午前中が曇りということで、最後の方に登ろうかと考えていたアポイ岳(811m)に早出で向かった。
しかし、近づいても雨は降っている。普段は雨だと登る気にならないのだが、北海道に滞在する期間も限られているし、それほど強い雨でもないので登りはじめる。
アポイは標高は低いが、特殊な岩質からできた山であり、夏でも冷涼な気候なので高山植物が多く、固有種も多いことで有名な山である。 登り始めてしばらくは平坦な樹林帯の道が続く。蒸し暑いのでカッパは着ないで傘を使った。 五合目を過ぎると勾配も急になり、雨も強くなったのでカッパを着て傘をしまう。 このあたりから尾根道になり、各種の花も見れるようになる。
エゾノカワラマツバ、キンロバイ、チシマフウロなどを撮影しながらゆっくりと登っていく。


エゾノカワラマツバ

キンロバイ

チシマフウロ
エゾコウゾリナ、ヨツバシオガマなども多く咲いているが、雨に濡れてかなりしおれて見えるのが残念である。

ヨツバシオガマ

エゾコウゾリナ
この日は日曜日ということで、天気が悪くても結構登山者が多い。さすがに人気の山である。北海道の山ではよく「ごくろうさま」と声を掛けられた。本州では「こんにちは」とか「おはようございます」という挨拶以外は記憶にないので、北海道の人なのだと思う。
山頂に近づくと雨はほとんど気にならないくらいの小降りになった。

アポイ山頂
山頂でひと休みして、幌満の花畑へ向かう。雨は降っていないのだが、この下りはハイマツが両側からせり出ているので、カッパの隙間から水がしみ込んでくる。 (涙)
幌満の花畑ではエゾルリムラサキが咲いていた。この日に見た花の中では一番良かったのだが、写 真はあまり上手く撮れていなかった。 (^_^;

エゾルリムラサキ
下山するとエゾシカが出迎えてくれた。食事中のようで、こちらを警戒はしているが、一定の距離がある間は逃げようとしない。

エゾシカ

エゾシカ
エゾシカもかなり数が増えているようで、今回は毎日のように見る機会があった。しかし、このとき以外は車を運転している途中で、車を止めてカメラの準備をする前に姿が見えなくなってしまった。
キタキツネも同様に何度か姿を見た。やはり数が増えているそうだ。 動物の数が増えるのはいいことと思われるが、増え過ぎるのは生態系のバランスが崩れていることになるので良いことではない。豊かな自然と動物がバランス良く残って欲しいものである。

下山後は濡れた体で風邪を引かないように温泉に一直線。登山口のすぐ近くのアポイ山荘が500円で入浴できる。冷えた体が生き返りました。
前の日にFieldさんに美味しい寿司屋があるから帯広に寄る日があれば飲みに行こうと誘ってもらったので、天気の悪いこの日にお願いした。 なので、宿もビジネスホテルで、チミケップへ行った4人が合流して店へ向かった。手頃な料金なのだが、ウニから始まって、生蛸、刺身など新鮮な食材を使った料理が並ぶ。最後の寿司を食べると満腹で、この旅で唯一の贅沢な食事を楽しんだ。写 真に撮っておけば良かったですね。(笑)
あとの予定はいよいよ大雪である。


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