2003年 山歩きダイジェストNo.5
2003年8月下旬 篭ノ登山


高峰高原 → 水ノ塔山 → 篭ノ登山 → 池の平

この日は会の山行で、実は僕がリーダー。(笑)
と、言っても
自分の行きたい場所を選んで計画を立てるだけで、それほど大変なことではない。
参加者は8名。これぐらいの人数が全員と話ができてちょうどいいように思う。
車2台で高峰高原へ向かう。少し雲もあるが、天気は良さそうで楽しい1日になりそう。
高峰高原はすでに標高2000m弱なので、高山といってもいいだろう。
花の時期には少し遅いが、草原にはツリガネニンジンやヤナギランなどが咲いていて、遠くの山も良く見える。


ヤナギラン(クリックで拡大)
草原には各種の蝶も飛んでいて、リーダーのくせに一番後ろで蝶を追い掛ける。(笑)
特に高山蝶で蝶の撮影にハマったきっかけにもなったベニヒカゲが多く飛んでいるので、ゆっくり撮影したかったが、団体行動ではそうもいかず、ここでは良い写 真は撮れなかった。
それでも、クロヒカゲやヒメキマダラヒケゲ
などを撮影しては遅れないように付いて行く。

クロヒカゲ

ヒメキマダラヒカゲ
花ではマツムシソウが最盛期で、登山道の各所で群生している。
背景に山と青空を入れて撮影してみました。

マツムシソウ(クリックで拡大)
小さいイブキジャコウソウの花も何ケ所かで見られた。陽射しが強くてうまく撮れたとは言えないが、吸蜜するベキヒカゲを撮影できた。

ベキヒカゲ

イブキジャコウソウ
水ノ塔山を少し過ぎたあたりで富士山が見れた。少し雲がかかっているが、この日は夏には珍しく遠くまでの展望が1日中楽しめた。

 富士山(クリックで拡大)
八ヶ岳から南アルプスの山も良く見え、本当に気持ちの良い山歩きでした。

八ヶ岳、南アルプス(クリックで拡大)
登山道の横に一ケ所だけオヤマリンドウが咲いていた。 この花もベニヒカゲと共に、平標山以来の対面である。

オヤマリンドウ
こちらは初撮影のイワインチン。まだ咲き始めのようだが、満開になってもそれほど変らないようだ。

イワインチン
数は多くないがトモエシオガマもいくつか咲いていた。この夏はあちこちの山で良く見た花である。

トモエシオガマ
篭ノ登山へ着くと浅間山が少しだが顔を出した。噴煙と独特の色ですぐに分かる。
ここにもマツムシソウが多い。

浅間山(クリックで拡大)
予定では地蔵峠まで歩くつもりだったが、時間的に最終のシャトルバスに乗れるか微妙だったので、池ノ平からシャトルバスで戻ることにする。コマクサの時期だともったいないかもしれないが、8月末では先まで歩いても大したものも見れないだろうということもあった。
それでも、池ノ平の湿原は少し見たいということで、短い時間だが散策してみる。全部を見たわけではないが、湿原といってもかなり乾燥して草原に近い感じである。

池ノ平(クリックで拡大)
花もウメバチソウなどが咲いていて、湿原の花はなさそうだ。

ウメバチソウ
アザミではオオチャバネセセリが吸蜜している。顔がうまく入らなかった。(笑)

オオチャバネセセリ

ワレモウコウにはアカトンボが止まっていた。アカトンボは何種類かいるのだが、判別 が難しいので、ちゃんと調べていない。(苦笑)


アカトンボ

バス停に戻る直前にベニヒカゲが羽を開いているところが撮影できた。羽の模様はクモマベニヒカゲに近いのだが、おそらくはベニヒカゲではないかと思う。


ベニヒカゲ

高峰高原へ向かうシャトルバスはかなり揺れるダートの道を走っていった。地蔵峠への道は鋪装されているそうなので、車で池ノ平へ行くなら地蔵峠から行った方が良さそうだ。
高峰高原の温泉は日帰り入浴は早い時間で終わっていたので、高速の反対で安い温泉を探した。露天風呂が別 の入口にあるのを誰も気付かず、全員が内風呂だけしか入らなかった。(爆)

(篭ノ登山 終了)



SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送