2003年 山歩きダイジェストNo.3
2003年8月下旬 雁ケ腹摺山

晴 |晴
大峠 → 雁ケ腹摺山 → 大峠、勝沼

軽い足慣らしのつもりで行った雁ケ腹摺山でしたが、そこには素晴らしい世界が..
登山口の大峠には大月から車で40分くらいで到着。 山頂で標高1857mだが、大峠がすでに1560mなので、かなり標高をかせいでいる。(笑)
そう、山頂までは1時間くらいなので足慣らしや、蝶の撮影の前の山歩きにはもってこいなのでした。
歩き始めてすぐに目に付いたのがソバナで、あちこちで咲いている。ちょうど満開のようで多くの花が付いているものが多い。


ソバナ
木製の橋がかかっているところで黄色いホトトギスが咲いていた。タマガワホトトギスだ。これも特に珍しくはないが初対面 。(笑)

タマガワホトトギス

そして、たった1株だけ咲いていたのがこちら。今年は会えないと思っていたレンゲショウマ!
薄い紫の透けるような花弁が綺麗な花で、僕の回りにもファンが多い。下向きに咲くので撮影が難しいが、まずまず綺麗に撮れていました。
なにしろ1株しか咲いていないので、これを読んで見に行っても咲いている保証はないので、もっとたくさん咲いている山へ行って下さい。(笑) 大事に見守って増えると嬉しいのですが。


レンゲショウマ
山頂近くになると富士山が見えてくる。写 真はもう少し待って下さい。(笑)
小さくて見落としそうなコゴメグサが咲いている。タチコゴメグサだと思う。小さい花だが、黄色と紫が綺麗である。

タチコゴメグサ
山頂付近は草原が広がっている。ちょうど各種の花が咲き競っていて見事だった。トモエシオガマ、マツムシソウ、ツリガネニンジンなどだ。

トモエシオガマ

マツムシソウ

ツリガネニンジン
そして、ここは蝶の楽園でもあった。多くのタテハチョウ、アゲハチョウが舞っていた。大きくて目立つ花のマルバダケブキにクジャクチョウが吸蜜している。 全部で10頭以上が狭い範囲にいたのは壮観だった。

クジャクチョウ

クジャクチョウ
クジャクチョウほど多くはないが、アサギマダラも数頭いて、アザミやマルバダケブキで吸蜜している。

アサギマダラ
お待たせしました。(笑)
ここは旧500円札(若い人は見たことないかも(^^;)の富士山の撮影地なのです。
草原の上が山頂で、花は小さくて分からないと思いますが、草原、森の向こうにいくつかの山を挟んで富士山が見えます。

富士山(クリックで拡大)
せっかくなので、秋に再度訪れた時の富士山も見て下さい。
8月に富士山が見えるのは貴重なのですが、雪がないのでちょっと雰囲気が出ないですよね。
秋に来たときは雲が多くて駄目だと思っていたら、雲海の上に見事な富士山が浮かび上がりました。途中の山は雲海の下なので、同じポイントからは撮影してないのですが、少し色付いた紅葉を入れて撮影しました。

富士山(クリックで拡大)
同じ道を戻ったので、下山途中の写 真はほとんどないのだが、ヒメキマダラヒケゲを撮影したので、これも見て下さい。

ヒメキマダラヒケゲ
大峠に戻ったが、ここでも1つ期待していたものがある。それがキベリタテハというタテハチョウだ。昨年に大菩薩で撮影したのだが、遠くから羽を閉じたところしか撮影できていない。
大峠の先も舗装道は続いているのだが、 工事中で通行止めになっている。
フェンスの横を通り抜けて(笑)少し歩くと飛んでいました。まずは下に止まったところを1枚。

キベリタテハ
飛び立って心配だったが、斜面の低い位置に止まったので何枚か撮影する。しかし、黒いと思っていた部分をよく見るとあずき色なのだが、なかなかそこの階調が撮れていないような感じである。そこれストロボを使って撮影したのが次の写 真である。
周囲の白い部分は白飛びしているが、あずき色は綺麗に撮れた。金色の縁取りと青い模様が加わって、何とも魅力的な蝶なのです。

キベリタテハ
その後、まだ昼頃だったので、勝沼の方のポイントへ向かった。何度か行ったことのある場所だが、近くで未撮影のシジミチョウが見れる可能性があるという話だった。残念ながら会えなかったが、何種類かの蝶とミヤマアカネを撮影できた。

ミヤマアカネ
林道の奥の方ではカラスアゲハが吸水していた。2週間前に立ち寄った時にもいたので、同じ固体かもしれない。

カラスアゲハ

帰ろうとしたときにスミナガシがいた。少し距離もあって、あまり綺麗に撮れていないが、洒落た名前のタテハチョウで、これも好きな蝶の1つです。


スミナガシ
山梨には蝶のポイントがたくさんあるので、その前にひと歩きという感じでこれからも何度か歩いてみたい素敵な宝の山を見つけた気分です。

( 雁ケ腹摺山 終了)


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送