2003年 山歩きダイジェストNo.6
2003年5月下旬 
袈裟丸山
晴|曇
折場口 → 賽ノ河原 → 袈裟丸山 → 賽ノ河原 → 塔ノ沢

会の山行で、銀山平へ1泊して備前楯山と袈裟丸山へ登った。
袈裟丸山がメインなので、備前楯山は省略するが、山頂の裏側のヒメイワカガミの群落は見事だった。
ヒメイワカガミと、 銀山平で見つけたギンランの写 真だけ見て下さい。


ヒメイワカガミ

ギンラン

初日だけ参加の2名が帰り、2日目だけ参加の1名がキャンセルで3人と少し寂しい人数になってしまった。それなのに、何故か車は2台ある。(笑)僕の車は出す予定はなかったのだが、運転手が登山靴を忘れて引き返したので、緊急出動。
なので、折場口から往復の予定を変更し、1台を塔ノ沢へ置いてピストンすることにした。寝釈迦を見たいという人もいたので、これで行くことができる。怪我の功名ですかね。(笑)
登山口にはすでにかなりの車が止まっている。少し遅かったら路上に止めるしかなかった。


折場口の登山口
アカヤシオが有名だが、少し遅かったようで、花が多く残っている樹はほとんどなかった。それでも、独特の色合いは綺麗である。シロヤシオも咲いていたのだが、何故かピンボケでした。(笑)

アカヤシオ
ヤシオが多い付近の左側は樹もない斜面 で展望が開けている。残念ながら雲が多く、ときおり陽が射すものの、遠くは見えない。向の斜面 に沢が流れているのが見える。

向の斜面の沢(クリックで拡大)
しばらく進んで賽の河原の近くにショウジョウバカマが1株だけ咲いていた。薄紫が綺麗な独特の形の花だ。

ショウジョウバカマ
賽の河原に到着。このように石を積み上げ、賽の河原という名前の場所は多いが、あまり好きな光景ではない。まあ、仕方ないのだろう。

賽の河原

よく見ると石の縁あたりに小さなフモトスミレが結構咲いている。葉の模様に特徴のあるスミレで、以前に見たのは色が付いていたが、ここのは全部白い花だった。


フモトスミレ
鮮やかなツツジが咲いていた。ムラサキヤシオかと思うのだが、ミツバツツジかもしれない。

ムラサキヤシオ?
少し距離があって撮影が難しかったが、鳥を撮影した。ヒガラのようだ。

ヒガラ
途中のピークの小丸山へ到着した。ここまではきつい登りもなく、いいペースできているが、雲がさらに多くなり、天気が回復するのは期待できそうもない。
小丸山の手前で巻き道があるという話を聞いた。地図には載っていないが、帰りはそちらを通 ってみた。 2度通るほどのピークではないので少し得した気分である。(笑)

小丸山
ここから山頂までの間に最後の難関の急勾配が待っていた。しかし、全体的には思っていたほどきつくなく、歩きやすい道だった。
あまり期待していなかったシャクナゲが結構綺麗に咲いている。濃いピンクと薄いピンクの花があり、どちらも綺麗だ。

シャクナゲ

シャクナゲ

山頂に到着したが、景色はやはり楽しめそうもない。
人気の山なので人が多い。 危険となっている後袈裟丸へ行く人も多いようだ。


袈裟丸山山頂

後袈裟丸への道を少し覗いて見た。なんとか、後袈裟丸くらいまでは見ることができる。
下の方にはシャクナゲも各所で咲いているのが見える。
こちらはここまでの予定なので、引き返すことにする。


後袈裟丸(クリックで拡大)

賽の河原までは巻き道を除いて同じ道を歩き、塔ノ沢へ向かう。賽の河原の先はずっと沢沿いを歩く形になり、水の多いところに咲く小さな花も多く楽しめたが、小さな花は撮影が難しく、うまく撮れていないものも多い。
ワチガイソウはまずまずでしょうか。


ワチガイソウ

こちらは花弁の数が多いニリンソウ。ここにはわりと小さめのニリンソウが多く咲いていた。


ニリンソウ

念願の?寝釈迦は思ったほどのものではなかったが、普段の山歩きにはない見所ではあった。


寝釈迦

渓流の水の流れが綺麗なところがあったので撮影した。


渓流(クリックで拡大)

塔ノ沢の近くにはクワガタソウが多く咲いていた。こちらも小さい花だが、何とか見れるようには撮れた。


クワガタソウ

下りは少し長かったので、少し足にはきたが、無事に駐車場に到着。この後で温泉に直行したのは言うまでもない。(笑)
晴れ間があったのが朝のうちだけだったので、展望や蝶は見れずに残念だったが、全体的に変化に富んで歩きやすい気持ちいい山歩きが楽しめました。

(袈裟丸山 終了)



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