蝶の撮影記
2004年10月初旬 
神奈川県湘南

諸事情で家でおとなしくしていたので、久しぶりの遠出です。
遠出といっても、湘南なので、混んでいなければ1時間半くらいで行くことができる。
ゆっくり家を出たが、8持過ぎに最初のポイントへ到着。
ここは昨年カバマダラを撮影したところなのだが、やはり継続して発生するのは難しかったのか、時期が遅かったのか、姿を見ることはできなかった。
あきらめて次へ移動しようとしたところで、草地の真ん中に柿の木を発見。
柿にはイチモンジセセリが 止まっている。ストローは伸びていないようだが、皮のしっかりした部分なので、吸水しているのかもしれない。


イチモンジセセリ
もう少し大きい蝶が飛んでいるのが目に入った。
成虫は未撮影のムラサキツバメだ。柿の実の上の部分にストローを伸ばして吸汁している。
なかなか会えなかったのだが、貴重なシーンを撮影できた。

ムラサキツバメ(雌)
羽の間から綺麗な紫色が見える。何とか羽を開いたところを撮影したいのだが、少ししか開かない。
しばらく粘って移動しようとカメラをしまった直後に羽を全開してくれた。
あわてて撮影したが、何とか間に合った。(笑)
多くの蝶は雄の方が鮮やかなので、撮影中は雄と思っていました。

ムラサキツバメ(雌)

次に前回と同じミカン畑のポイントへ行くが、前回以上にナガサキアゲハの姿が見えない。
時期を逸してしまったのか、今年は数が少ないのか?
キアゲハが吸水していた。今までは花に来ているところしか撮影していないので、違う生態もしっかり撮りたかったが、あまり近づくことはできなかった。


キアゲハ

花もすっかり入れ代わっていて、センダングサ(コセンダングサ?)が多い。
ウラナミシジミは関東では昨年は数が少なかったそうで、一度も見る機会がなかった。
この日は各所で見ることができ、撮影したが、全て雌だったのが残念。


ウラナミシジミ(雌)

これまでのムラサキツバメ、 ウラナミシジミはオリンパスのUltra Zoomを使った。D70は使用しているレンズのせいで接写 ができないので、シジミチョウなどの場合は最初にD70で撮影し、近付けるときはUltra Zoomで撮影するようにしてみた。
そんな中で次のウラナミシジミの開翅はD70で綺麗に撮れた方だ。


ウラナミシジミ(雌)

こちらも数が増えてきて、どこでもチラチラ飛んでいるのが目に付くウラギンシジミだが、唯一そこそこ近づけたので撮影した。


ウラギンシジミ(雄)

今回もキバナコスモスのポイントへ寄ってみる。
この日はアゲハ、ヒメアカタテハなどの混じってツマグロヒョウモンの雄雌と賑やかな顔ぶれが揃っていた。


ツマグロヒョウモン(雌)

ツマグロヒョウモン(雄)

午後からはアカボシゴマダラを探してみた。
この蝶は放蝶したものが増えて、多く見られるようになっている。
放蝶は生態系を崩す危険が高く、許されることではないのだが、増えてしまったものは撮影したい。(笑)
場所を教えてもらって1時間ほど散策して、それらしい姿は2度ほど見たのだが、時期が悪いのか時間帯が悪いのか、撮影チャンスはなかった。
久しぶりで疲れたこともあり、早めに切り上げた。 ナガサキアゲハとアカボシゴマダラは残念だが、ムラサキツバメの良い写 真が撮れたので、満足して帰ることができた。

(終了)



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