蝶の撮影記
2004年7月下旬 長野県松本市、岡谷市、諏訪市、南牧村

長野遠征の2日目。この日の目標はヒメヒカゲだが、まずは松本市のクロツバメシジミを探しに行く。
最初に見に行った河原ですぐに発見。もちろん初撮影で、幸先の良いスタートとなった。
吸蜜している雌を撮影していると雄が求愛してきた。


クロツバメシジミ(求愛)
雌が飛び立って近くのカワラナデシコへ移動するが、諦めずに追い掛ける雄。
頑張れ!!
やはり交尾シーンを撮影したいでしょう。 (笑)

クロツバメシジミ(求愛)

応援の効果か、次の瞬間に交尾して、そのまま飛んでいく。
追いかけて撮影したが、あまり良い場所に止まらずに石の上での撮影となりました。
まずは、めでたしめでたし!


クロツバメシジミ(交尾)
近くではミヤマシジミの雌もいました。
こちらは背景に環境を入れて撮影できた。

ミヤマシジミ
次にヒメヒカゲを求めて岡谷市へ移動する。
「蝶の写真館」のTさんが撮影した情報をいただいているので、ほぼピンポイントで場所が分かっているのがありがたい。
探し始めて10分ほどで最初の固体が見つかる。
1時間弱で数匹の雌を撮影したが、少し色褪せている感じの固体が多い。それとも個体差?
雄も撮影したかったが、綺麗な固体はとても無理だろうから早めに切り上げる。

ヒメヒカゲ(雌)

ヒメヒカゲ(雌)
霧ヶ峰の八島ヶ原湿原へ行く。
さすがに観光名所で多くの人がいる。
アカバナシモツケソウが見頃で湿原をピンクに染めている。

八島ヶ原湿原

駐車場付近は人が多いが、少し離れるとゆっくり撮影できる。もっとも、湿原ではお馴染みの木道以外は動けないので、蝶の撮影には適した場所とは言えない。
ヒョウモンチョウが多いが、中にウラギンヒョウモンを見付けて撮影した。これも裏側の模様がなかなか魅力的だ。


ウラギンヒョウモン

ヒョウモンチョウ

ウラジャノメも数匹飛んでいる。
痛んでいるが、初撮影なので少し嬉しい。


ウラジャノメ

宿泊先の南牧村にも良い林道があるようなので、夕方にそこへ向かう。
最初の林道でまず出会ったのが初遭遇のオオミスジ。
いやー!迫力あるし、綺麗な固体でした。
えっ、写真は?逃げられました。(笑)

別の林道では水たまりにキチョウ、スジボソヤマキチョウに混じって、綺麗なミヤマカラスアゲハが吸水していた。 4〜5匹の雄がいたのだが、距離が離れているので、集団吸水のシーンとしては撮影できずに残念。
しかし、雄の開翅をやっと撮影することができたので良かった。


ミヤマカラスアゲハ(雄)

スジボソヤマキチョウの中で羽を少し開いているのがいたので撮影した。
いつも羽を閉じている蝶なので、これだけでも表が撮影できたのは貴重かもしれない。


スジボソヤマキチョウ

付近を散策してエルタテハ、コムラサキなどを見るが、良い写真は撮れなかった。
最後にもう一度オオミスジを期待して最初の林道へ戻るが、オオミスジではなく、雌鹿に遭遇。
川から山の方へ林道を横切って駆け上がって行った。
驚いたのは僕だけではなく、オオヒカゲも飛び出してきた。
これも初撮影なのだが、残念ながら薮の中で1度のシャッターチャンスしかなかったので、画質の悪い写 真しか撮れなかった。


オオヒカゲ

この日は一応4種類の初撮影の蝶、その他撮影したかったいくつかの シーンを撮影でき、かなり満足できる結果 となった。

逃がしたオオミスジには来年再会したいものである。

(終了)



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