蝶の撮影記
2004年6月下旬 
山梨県韮崎市、塩山市

3連続での山梨遠征です。
今回はFさんに教えてもらったアサマシジミ、ウラミスミシジミを撮影した林道がメインなのだが、やはり韮崎のオオミスジが気になって、良さそうな林道を調べて午前中に歩いてみることにした。
最初はオオムラサキのポイントとして有名な林道。この日は道が混んでいたので8:30に到着。
それでも、採集者が1名先着していた。
時間が早いせいか、オオムラサキ以外にも各種の蝶が期待できそうな林道なのにほとんど見ることができない。
ようやく撮影したのがこのスジボソヤマキチョウ。この辺りでは珍しい蝶ではないが、何も撮影しないのも寂しいですからね。(笑)


スジボソヤマキチョウ
下はピンボケだが、この日は各所で咲いていたジャノヒゲ。
どうも、この花は何度撮影してもうまく撮れない。相性が悪いのか、腕が悪いのか。(笑)

ジャノヒゲ
もう少し粘れば蝶も飛びはじめるかもしれないが、30分ほどで別 の場所へ移動。
アサマシジミの食草のナンテンハギの多い草地があったが、いるのはツバメシジミばかり。他はツマグロヒョウモンの雄が飛んできたが、羽が痛んでいたのであまり追い掛けなかった。

次に移動した林道付近では地表近くを滑空するオオムラサキを何度か見るが、僕の腕では当然のように撮影はできない。(笑)ここでの撮影はヒメキマダラセセリだけと寂しい結果 で韮崎を後にすることになった。

ヒメキマダラセセリ

塩山に移動するが、林道の入口が分からずに少し時間をロスして1時前。これならこちらに朝から来れば良かったのだが、後の祭り。(笑)
アサマシジミは先週のものより鮮度が良いが、なかなかゆっくり撮影させてくれず、良い写 真が撮れない。


アサマシジミ
1時間くらい歩くが、ときおりクジャクチョウが飛んでいる他は、セセリチョウがいるくらいだった。
環境は良さそうなのだが、途中から両側が林になっていて、アサマシジミがいるとは思えない。
引き返すとウラゴマダラシジミが飛んでいた。 少しくたびれた固体だが、林道を背景に入れて撮影してみた。

ウラゴマダラシジミ
次に飛んできたのが下のゼフ。
ジョウザンミドリシジミと思ったが、HP仲間のTさんの指摘でアイノミドリシジミに訂正します。
後翅の短い斑紋と、羽の色、前翅の白線の流れなどの点で納得できるもので勉強になりました。
シャッターを押した瞬間に飛び上がったので、飛翔中の撮影ができたかと思ったが、デジカメのタイムラグで、少ししてからカシャと音がした。(笑)

アイノミドリシジミ
今度はホシミスジも飛んできた。最近は林道を歩いても行く途中に多くの蝶を見ることが多かったが、この日は逆で、帰路にいろいろ見ることができた。できれば均等に出てきて欲しいものである。

ホシミスジ
林道の出口付近ではコムラサキを見ることができた。残念ながら少し遠いので、あまり良い写 真にはならなかった。

コムラサキ

コムラサキ
最後にクジャクチョウの求愛行動を見ることができた。しばらく交尾を試みていたようだったが、2分程度で諦めたようで、交尾にはならずに残念でした。

クジャクチョウ
その後、もう一ケ所、別の蝶を狙って移動したが、採集禁止にして保護しているにも関わらず、一面 の下草が刈り取られて花が全く咲いていないのを目の当たりにすることになった。整備をするなとは言わないが、道の周囲以外を刈り取る意味が全く理解できない。
これならもう少しアサマシジミを探すことに時間を使えば良かったが、 良い場所なのは確認できたので、来年に発生初期を狙って再挑戦しようと思う。

(終了)


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